ルチャリブレ

ルチャリブレこと、メキシカンプロレスはメキシコでサッカーと並ぶ国民の娯楽です。
テクニコ=リンピオ(善玉)とルード(悪玉)が、しっかりと分かれた勧善懲悪の形になっています。また、観客もテクニコ側、ルード側に分かれて激しい応援合戦を繰り広げます。過去テレビ中継が解禁になった際には、「テレビで、見れるんなら家で見てれば無料じゃん」というあまりにもメキシコ人的発想によって各会場には閑古鳥が鳴き、テレビ中継の枠も縮小されるという残念な事態を引き起こしましたが、近年ミスティコというスーパースターの出現により再び人気が爆発。会場は超満員。テレビ中継枠も大幅に拡大しています。
現在は人気も若干落ち着きチケットも入手しやすくなっています。
ルチャリブレのルール
試合形式は6〜8人のタッグマッチが多く、3本勝負で行われることが多い。
タッグマッチの場合、試合の権利を持つ選手が場外に落ちると、タッチ無しで別の選手がリングに入らなくてはならないほか、キャプテンからフォール(またはギブアップ)を奪うか、相手チームの選手全員からフォール(またはギブアップ)を奪うまで勝利とならない等、若干日本のプロレスと異なるルールもあります。
ルチャリブレの主な団体
主なメジャー団体はCMLLとAAAの2団体。
CMLL
1933年設立。世界最古のプロレス団体といわれています。
毎年9月にアニベルサリオという団体の設立を記念するビックマッチが行われ、現在はメキシコシティーのアレナメヒコとアレナコリセオで、週3回の興行が行われています。
AAA
1992年にEMLL(現CMLL)のフロントだったアントニオ・ペーニャが選手を引き抜き設立した団体。
おもにメキシコ各地の大都市の会場で興行が行われています。
ルチャリブレのチケット入手方法
メキシコシティの中心部にある常設会場はアレナメヒコとアレナコリセオ。
現在は主にアレナメヒコが火曜日と金曜日。CMLLの興行が打たれる。アレナコリセオが日曜日に開催となっている。一時期人気の衰退したルチャリブレだが、ここ数年、空前のルチャリブレブームが巻き起こり、超満員の状態が続いた。しかし、現在は落ち着いた感がありチケットも簡単に入手できる。チケットの購入方法は中程から後方にかけての席であれば窓口で買入。30~60ペソくらい。リングサイドのチケットは会場入り口付近で、声を掛けてくるダフ屋から購入する。試合の内容、席によって150~400ペソくらい。両会場共に2階、3階席は熱狂的なファンが多いのでお勧めできません。
会場の外には、ルチャリブレグッズを取り扱う屋台が多数集まり、マスクやTシャツ、フィギュアなど日本で手に入れることが困難な物も購入できる。共にあまり治安の良い場所ではない為、試合後は速やかに宿に戻ること。グッズの購入は入場前に。
またメキシコシティー郊外には、アレナナウカルパンがあり主にAAA系の興行が打たれる。日本人選手が出場することも多い。映画「ナチョリブレ」の撮影にも使われました。各会場共に度々、開催日時が変更することがあるので、現地のルチャリブレ専門誌でチェックが必要です!
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