メキシコの危険な地域に近寄らないでください

メキシコ情報

メキシコに対する渡航情報(危険情報)の発出(2008/09/30)
外務省海外安全ホームページより抜粋

●バハ・カリフォルニア州ティファナ市、チワワ州フアレス市、シナロア州クリアカン市、チアパス州クアウテモック市、イダルゴ市、タリスマン町及びその周辺地域、メキシコ市クアテモック区テピート地域
「十分注意してください。」(継続)
●オアハカ州オアハカ市
「十分注意してください。」の危険情報の解除

☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。

1.概況
(1)北部国境地域では、麻薬組織等の犯罪組織の制圧に力を入れる軍及び、治安当局とこれに抵抗する犯罪組織との間で衝突が起きています。また、犯罪組織間の抗争も加わり、各地で死亡者が出ているほか、都市によっては一般市民が巻き添えになる銃撃戦も発生しています。

(2)オアハカ州オアハカ市では、2006年6月以降、給与等の待遇改善等を求める全国教職員組合関係者とその支援者が治安部隊との衝突を繰り返してきましたが、2007年7月の衝突以降は両勢力の直接衝突は確認されておらず、現在は平穏を取り戻していることから、これまで発出してきた「十分注意してください。」の危険情報を解除します。

(3)グアテマラと国境を有するチアパス州は、経済的に貧しく、治安も不安定な地域です。同地域は中南米からの麻薬密輸ルートでもあり、特に国境地帯は麻薬組織など不法集団の活動が活発な地域です。

(4)首都メキシコ市では、テピート地区などを中心に、強盗、窃盗、短時間誘拐等が頻発しています。また、テピート地区など市中心部を通過するエリアの地下鉄を中心に、邦人が被害となる強盗・窃盗(スリ)が多発しています。

(5)メキシコ国内で活動を続けるゲリラ組織、人民革命軍(EPR)は、2006年11月頃から活動を活発化させ、2006年には2か所、また、2007年にはケレタロ州、グアナファト州、ベラクルス州においてメキシコ石油公社(PEMEX)のパイプラインの爆破事件を敢行しました。

2.地域情勢
(1)バハ・カリフォルニア州ティファナ市、チワワ州フアレス市、シナロア州クリアカン市
   :「十分注意してください」
  (イ)2006年に発足したカルデロン政権は、治安対策に力を入れ、メキシコ国内の麻薬組織の拠点である上記都市を中心に、治安部隊による麻薬組織制圧に着手し、取締りを強化しています。これらの地域では、

    麻薬組織側が、取締りへの報復として多数の治安関係者を殺害してい
    る他、各地で武力により抵抗しており、また麻薬組織間の抗争もこれ
    に加わり、市民生活に大きな影響が出ています。
  (ロ)治安の悪化は、特に、バハ・カリフォリニア州ティファナ市、チワ
    ワ州フアレス市、シナロア州クリアカン市等において顕著で、これら
    都市では、殺人事件の被害者が一週間で10人を超えることも珍しくな
    く、警察官等治安当局関係者の犠牲者も多数出ています。これに伴

    い、治安一般も悪化し、これらの都市を中心に、誘拐、強盗、窃盗等
    の事件も多発しており、これら都市への渡航、滞在は十分な注意が必
    要です。
  (ハ)また、他の北部周辺都市でも、強盗、窃盗事件等が増加する傾向に
    あり、日本人の被害についても、自宅に夜間侵入されての強盗、空き
    巣、車上狙い等が確認されています。2008年4月には、バハ・カリフ
    ォリニア州エンセナダ市で日本人が被害者となる殺人事件も発生して
    います。

(2)チアパス州クアウテモック市、イダルゴ市、タリスマン町及びその周
   辺地域
   :「十分注意してください。」
  (イ)チアパス州は、1994年、セルバ地域を主要拠点とし、サパティスタ
    民族解放軍(EZLN)と名乗る組織が、先住民(インディヘナ)の諸権利
    を主張して武装蜂起した場所でもあり、もともと治安情勢の不安定な
    地域です
  (ロ)これらゲリラ組織の活動が現在沈静化していることから、一部地域
    では治安の回復がみられます。一方、チアパス州は、中南米諸国から
    メキシコ国内を通過する麻薬密輸ルートの拠点といわれ、特に、クア
    ウテモック市、イダルゴ市、タリスマン町及びその周辺地域は、隣国
    グアテマラとの間を結ぶ幹線道路を有しています。そのため、これら
    の地域には、多くの麻薬組織関係者、不法入国者及び「マラス」と呼
    ばれる青少年凶悪犯罪集団等が出入りしているとみられており、渡航
    ・滞在に当たっては、引き続き十分な注意が必要です。

(3)メキシコ市クアテモック区テピート地域
   :「十分注意してください。」
    メキシコ市クアテモック区テピート地域及びその周辺(地下鉄テピー

   ト駅周辺)では、拳銃強盗や首絞め強盗事件等の凶悪事件が頻発してい
   ます。
    テピート地域はメキシコ市で最も犯罪の多い地域の一つですが、観光
   施設が多数ある市中心部のソカロ(中央広場)に近接しているため(ソ

   カロの北東約500メートル)、注意が必要です。
    また、麻薬・盗品等の路上売買が活発な地域であり、容易に禁制品が
   入手できることから、麻薬等を購入した邦人が身柄を拘束される事件も
   発生しています。

3.滞在に当たっての注意
   滞在中は上記情勢及び下記の事項に十分に注意して行動し、危険を避け
  るようにしてください。また、外務省、在メキシコ日本国大使館、現地関
  係機関等より最新の情報を入手するようにしてください。
(1)メキシコに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要です
   ので、到着後遅滞なく在メキシコ日本国大使館に「在留届」を提出して
   ください。また、住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はメキシ
   コを去る(一時的な旅行を除く)ときは、必ずその旨を届け出てくださ
   い。なお、在留届の届出は、郵送、FAXのほか、インターネット
   ( http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )によっても行うことができま

   す。

(2)長距離移動の際には、検問がありますので旅券と併せてメキシコ滞在
   許可証(ツーリストカード)を必ず携帯してください。

(3)メキシコの交差点では自動車が優先で、歩行者が横断歩道を渡ってい
   る際も、歩行者のすぐそばを通過する車が多くあります。このような習
   慣の違いを十分理解した上で、事故に遭わないよう注意してください。

(4)メキシコの医療費は高額のため、手術を伴う入院治療等は、その経費
   が数百万円に及ぶこともあります。渡航・滞在に当たっては、十分な額
   がカバーされる海外旅行保険に加入するようお勧めします。

(5)メキシコの多くの州では、路上での飲酒が禁じられています。場合に
   よっては治安機関により身柄を拘束されることがありますので、紛らわ
   しい言動も含め、行動には十分注意してください。

(6)先住民の村落を訪問する場合、撮影が禁止されている村落があります
   ので、必ず訪問先の注意事項を厳守してください。また、単独では行動
   せず、グループでの行動をお勧めします。

(7)例年、8月から10月頃は、大西洋岸のカリブ海、太平洋岸のカリフォ

   ルニア半島にハリケーンが接近します。2007年には邦人の被害も発生し
   ています。この時期の滞在に当たっては、気象情報等に留意してくださ
   い。

(8)南部や海岸地域では雨季にデング熱が流行することがあります。デン
   グ熱はデングウイルスを持つ蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ等)

   に刺されることにより感染します。感染は蚊が媒介し、人から人への直
   接感染はありません。大雨やハリケーン等による冠水があった地域では
   集中的に流行することがあるため、長袖シャツや長ズボン等を着用する
   ほか、虫除けスプレーを使用するなどして蚊に刺されないよう注意して
   ください。

(9)メキシコ国内の長距離バスターミナル及びバス車内は、強盗・窃盗等
   が多発する場所です。長距離バスにて移動される場合、夜間の移動は極
   力避けるようお勧めします。やむを得ずバスを利用する場合は、より安
   全な一等バスを利用するよう心掛けてください。

(10)メキシコ市などで観光客の持つデジタルカメラを狙った強盗団が増
   えていますので、デジタルカメラを首から下げたり手に持って歩くこと
   は極力避け、観光地等では人目につくような形で地図やガイドブックを
   確認することも極力避けてください。また、ブランド物のバッグ、時計
   等の高価な携行品を人目につくような形で持ち歩くことも極力避けるよ
   うお勧めします。

(11)メキシコ市内においては日本人が被害者となる短時間誘拐事件及び
   同未遂事件が発生しています。被害防止のため、以下の点を心掛けてく
   ださい。
   ・夜間の外出は控える。
   ・リブレ(流しのタクシー)は利用しない。
   ・外出する際は、周囲の状況に十分注意を払い、タクシー乗車時は必ず
    ドアをロックする。
   ・キャッシュカード、クレジットカードは必要時以外持ち歩かない。

   ・拘束されたら犯人の指示に従い、むやみに抵抗しない。

(12)ここ数年、メキシコ市内のレフォルマ通り等中心部で、「タクシー

   強盗に遭って、お金がなくなった。インターネットで貴方の口座にお金
   を振り込むので、それを引き出してほしい」等と観光客等に申し入れ、

   多額の現金を騙し取る手口の詐欺が発生しています。見知らぬ人物から
   話しかけられた際は、十分警戒してください。

(13)カンクン国際空港では、安価な現地ツアーへの参加を呼びかけるキ
   ャッチセールスが横行しており、これをめぐってのトラブルが発生して
   います。現地ツアー等は信頼がおける業者を利用するようお勧めしま

   す。

(14)また、メキシコ国内では、上記のほかにも地域的な政治闘争、労働
   闘争等により一定期間治安が不安定になる地区があります。これらの情
   報については、逐次、スポット情報を発出しますので、併せて確認の

   上、渡航、滞在には十分注意してください。

  ○在メキシコ日本国大使館
   住所:Paseo de la Reforma No. 395, Col. Cuauhtemoc, 06500,
       Mexico, D.F., Mexico
   電話: (52-55) 5211-0028
   FAX : (52-55) 5207-7743

在メキシコ大使館
Mexico
Embajada del Japon
Paseo de la Reforma No. 395, Col. Cuauhtemoc, 06500, Mexico, D.F., Mexico
(Apartado 5-101)
電話: (52-55) 5211-0028
Fax: (52-55) 5207-7743
http://www.mx.emb-japan.go.jp/

以上、外務省海外安全ホームページより抜粋

詳しくは、下記のサイトを参照

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=264

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